『トライアングル』
主演
「江口洋介」、「稲垣吾郎」、・・・ 他
原作
新津きよみ
脚本
水橋文美江
主題歌
「さよならは言わない」小田和正
ストーリー
1984年1月、小学4年生の女の子が殺された。
主人公・郷田亮二の同級生で初恋の人だった。
・・・はずだった。
事件の第一発見者だった亮二は少女を救えなかったことを悔やみ、事件をトラウマとしてその後の人生を生きていた。
不慮の事故で死んだ兄の代わりに医者の人生を歩む亮二。
しかし、殺された少女・佐智絵の事件が未解決のまま時効を迎え、亮二は決意する。
「誰かの代わりの人生なんて歩めない。俺は、俺の人生を生きる!」
それまでの医者としての道を諦め、未解決の事件の解明に独自に調査を始めるのだった。
そして、事件から25年後・・・亮二は出会う。
殺された少女「葛城佐智絵」を名乗り、彼女の身代わりとして生きる女性と。
この二人の出会いから、事件は再び動きだす!
感想
フジテレビ放送開局50周年記念のドラマとして製作されたサスペンスドラマです。
時効となった少女殺害事件を軸に、物語は展開されます。
葛城家の養女サチを取り巻く環境が事件を複雑化し、怪しいと思われる人物を広げていきます。
前半に犯人とは関係ない事件がいくつか起こるので、余計に混乱するんですね。
それと同時に警察内部の隠蔽工作があることが分かり、警察関係者も絡んでいるのではないか?と思わせる演出にヤラレました。
中盤からは亮二が狙われるのですが、身代わりとなる犠牲者が続出する展開に・・。
そこからが本番で、犯人の手掛かりもチラホラと見えてきます。
個人的に犯人の予想がついていたので、謎解きとしては物足りない部分が感じられます。
最終回に向けてもう少し見せ方が上手ければ、いい雰囲気の作品だったのですが・・・。